最古の天然石 ラピスラズリ
 

今やお守りやアクセサリーとして女性を中心に人気が高いパワーストーン。近年のスピリチュアルブームの
ために知名度と人気があがり、日本中にパワーストーンショップが出来ました。

 

パワーストーンは、昔から私たちの生活とともにありました。今回はそんな天然石の歴史をご紹介していき
ます。意外と知らないことがたくさんあって面白いですよ。


 

天然石と人間の関わりの歴史 〜世界編〜

 

地球の誕生は、今から46億年前です。天然石は地球の誕生とともにこの地球にすでにありました。まずは
世界の天然石の歴史について見ていきましょう。

 

人間が天然石を使い始めたのはなんと古代文明にまでさかのぼります。その時代から今まで続く歴史の流れ
を順を追って説明していきます。


 

■ 1.メソポタミア文明

 

世界史の授業で必ず出て来る古代文明の1つである、メソポタミア文明の時代から既に、天然石が使用され
ていたと言われています。

 

メソポタミア文明はおよそ5000年前の文明なのでいかにその歴史が古いかが分かります。「ラピス<ラズリ」
「カーネリアン」金で作られた装飾品が見つかりました。

 

このラピスラズリは古代から使われている天然石としてアフガニスタン産のものが流通していました。金
よりも価値が高かったそうです。いかに天然石が貴重であったかが分かります。


 

■ 2.エジプト文明

 

同時期の文明であるエジプト文明でも紀元前1550年ごろに描かれた世界最古の医学書である「エー<ベルス・
パピルス」には「ラピスラズリ」「ヘマタイト」「アズライト」といったパワーストーンが見つかりました。

 

また、ピラミッドには「ラピスラズリ」「タイガーアイ」の装飾品が埋葬されていたそうです。あの有名な
ツタンカーメンの黄金のマスクにも天然石による装飾が施されていて、身分が高い人々しか使えなかった時代がありました。

 

古代エジプトの女王クレオパトラは、自分専用のエメラルド鉱山をもっていて、採掘させていました。また
彼女は、化粧品のアイシャドウとしてマラカイトを砕き粉末にして使っていたそうです。

 

古代の人は、「護符」や「お守り」として重宝していました。袋にいれて石を身に着けていた時代から徐々
に石を磨き剣や弓といった戦の道具にはめこみ勝利や無事を祈りました。


クレオパトラが愛したエメラルド

 

 

■ 3.マヤ文明・アステカ文明

 

マヤ文明は3~17世紀ごろ、アステカ文明は15~16世紀ごろにメキシコ中央部で栄えた文明です。この頃は翡翠
が呪術の道具として用いられ、さらに「トパーズ」「ターコイズ」などを使った宝飾品を身につけていたそうです。

 

天然石は、護符やお守りから戦いの道具に移行し、最後に「指輪」 「ネックレス」「王冠」といったジュエ
リーに姿を変えていきました。


 

■ 4.ヒッピー文化

 

1970年頃、アメリカではヒッピーという新しいムーブメントが起こりました。これはそれまでの欧米の伝統
や制度などを否定し、新しい体験を求めるかなり大きな規模の流れでした。

 

それまで勢いが落ちていたパワーストーンの「不思議な力」がこのヒッピー文化により受け入れられるよう
になり、石には癒しの効果があるという考えが定着しました。



 

天然石と人間の関わりの歴史〜日本編〜


次は日本における天然石の歴史を見ていきましょう。日本でも天然石の古い歴史があります。


 

■ 1.縄文時代

 

日本のパワーストーンの歴史は縄文時代までさかのぼります。日本で最も古くから使われていた天然石は
翡翠です。

 

この翡翠を使った宝飾品が愛用されていて、その中でも勾玉が有名です。新潟県の糸魚川で採れたもので
日本全国で流通していました。

 

翡翠は、日本鉱物化学会によって日本の石として選定されています。


日本では翡翠

 

 

■ 2.古墳時代

 

4世紀後半頃に建てられた山梨にある銚子塚古墳では水晶製の勾玉が出土しています。そのためこの時代
には既に装飾品として水晶が使われていたことが分かります。

 

ちなみにこの水晶が本格的に加工されるようになるのは江戸時代に入ってからです。現在のように持つ人の
能力を高めたり癒したりする効果が注目され始めたのは1970年頃です。


 

■ 3.1980年代

 

先ほどのアメリカのヒッピー文化のようなニューエイジムーブが日本にもやってきて、天然石には不思議な
力があるというパワーストーン信仰も入ってきました。

 

そのためこの頃にパワーストーンの人気が一気に高まりました。しかしほどなくブームは去ります。


 

■ 4.2000年代前半から現代まで

 

2000年代前半から巻き起こったスピリチュアルブームによって再度パワーストーンブームが起きました。

 

現在でもプロスポーツ選手が勝負運を高めるためにつけたり、社長が財運の上昇を願って身につけたりと
変わらずブームは続いています。

 

一般の方も恋愛運や健康運のアップを願って天然石のアクセサリーを買っています。


ガーネットの魅力

 

 

【まとめ】

 

天然石は地球の誕生とともにこの地球にすでにありました。聖書の中には、「アメシスト」「ガーネット」
「エメラルド」「サファイア」「ラピスラズリ」「カーネリアン」「ターコイズ」「ベリル」「タイガー
アイ」など、実に2,000ヵ所、天然石についての記述があったそうです。

 

エデンの園はいろんなパワーストーンであふれていたといういい伝えがあります。モーゼが神様に初めて山
に呼ばれた時に、そこに「ラピスラズリ」がひきつめていたという話があります。

 

パワーストーンは紀元前から人々に使われてきた歴史が深いものです。昔は身分が高い人の装飾品としても
身につけられていました。

 

人はいつの時代も、天然石に魅せられてきました。地球の物の中でも飛びぬけて波動の高い天然石 無意識に
天然石の高い波動を感じた古代の人は、「儀式」「お守り」として使っていましたが、のちに原石を
磨き、戦いの道具にはめ込むようになり、大切な人への無事を祈りました。

 

その後に磨いた石をデザインして、「王冠」「指輪」「ネックレス」「イヤリング」になり、それが今の
ジュエリーです。ジュエリー=お守りという意味もあるんですね。

 

天然石は誰にでも効果があるわけではありません。自分と相性があう石、その石を信じる心のある人の為に
石はパワーを発揮します。石との関係もなんだか人間関係に似ていますね。古代の人は石の力を信じて上手
に生活に取り入れ活用していたのですね。